小説の物語はいつも映像で浮ぶ。
実際に目で見ているわけではないこの映像は一体どうやって見ているんだろう。
可視することのできないその映像を文字という記号を使って表現するのは凄く楽しい。
私しか目にしていないはずの映像を
文字で記号化した小説を通して誰とでも共有できるって凄いことだと思う。
小説のインスピレーションはいつも装丁デザインごとやってくるので、
装丁デザインは愛用しているMOLESKINEのノートにかき留めている。
掴みどころのないものを本という確かな形に創り上げていくプロセスは本当に楽しい。