職人の方のこだわりの珈琲豆が置いてあるお店。
このお店は珈琲が持つ香りや雰囲気、そして味によって器を変えてくれるのです。
遠くにあるけどしばらくするとまた足を運びたくなる場所。
目の前に差し出された珈琲の器を見た時、
すぐに浮んだ言葉が天使と悪魔。
つるりとした白いカップとざらざらした黒いソーサーの名コンビ。
天使は次元を超えるために白い羽を広げています。
悪魔は地に落ちてその力を振るおうとがんばっています。
天使はなみなみと注がれた漆黒の珈琲を湛えているけれど、
私が飲み干せば宇宙に帰還することができる。
