子供の頃に両親に連れられて遊びに行っていた遊園地が閉園してしまった。
閉園する時に敷地内に咲いていた植物の里親を探していたので、苺の苗をもらってきた。
三年くらい世話をしているが、植物と過ごしていると、その不思議さ驚いてしまう。
冬は寒さに身を縮めるように、茎がぎゅっと短くなって葉っぱが小さくなるし、
夏は眩しい光の中で、天に向けて茎を長く伸ばして葉っぱを広げる。
これは少し前の時期に実った苺。太陽がくれる甘さは格別な味。